建物の建築をすることができない市街化調整区域。しかし建築用地としてではない別の形で活用する方法もなかにはあるそうです。市街化調整区域の買取と販売を専門に行う、株式会社ファーストクエストの代表取締役、松島謙一郎さんにお話を伺いました。

 

市街化調整区域の土地の活用法とは?

 

──具体的にはどのような活用方法があるのでしょうか?

 

「弊社では、市街化調整区域の大規模な土地を買い取り、整備して、小分けにして販売するという手法をとっています。駐車場や資材置き場などに加え、最近の流行は家庭菜園やガーデニング、ドッグランなどですね。珍しいケースですと自宅ではなかなかできない果樹を植えるスペースにしている方もいます。駐車場やレンタルスペースなどを借りて長く借地料を払うより、買ってしまったほうがお得なケースもありますから需要はあります。何より魅力なのは建築可能な土地にくらべて、安く購入することができることです」

 

ただし、その土地の立地や接道する道路の幅、敷地の面積によって需要が異なるため、慎重に考える必要があると松島さんは言います。

 

「建築関係の会社が多い地域でしたら資材置き場の需要があるでしょうし、都市部だと家庭菜園が人気です。そういった需要があるかどうかを見極めなくてはなりません」

 

時代の流れを読むことと、総合的な判断が重要

 

──売却する際はどのような点に注意すべきでしょうか?

 

「少しでも有効活用しようと考える方が多いですが、整備をして売り出すにしても、整備費用がかかります。そうすると売り出し価格とのバランスがとれない場合が多いんです。総合的な判断をする必要があります」

 

また、他の不動産売買と同様、時代を読むことも重要だと松島さんは指摘します。

 

「以前、団塊世代の方が定年退職を迎えた時期に、ガーデニングや家庭菜園の用地として、こういった土地がすごく売れた時期がありました。また2020年にオリンピックが終われば、今資材置き場として有効活用されている土地が余ることは十分考えられますので、早めの売却が功を奏するのではないでしょうか」

 

再建築不可といえども、そこまで悲観することはないと松島さんは言います。その土地にあった活用法を見極めていくことが大切なようです。

 

 

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《取材協力》

株式会社ファーストクエスト

http://1stquest.info/index.html

代表取締役 松島謙一郎さん

市街化調整区域の多目的用途地買取・販売を行っている

 

 

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