【書類作成編】不動産の売買契約にはどんな手続きが必要?

大きなお買い物である不動産。売ったり買ったりすることは、不動産投資家や専門家でない限り、一生にそう何度もあることではありません。いざ売るとなったら何から手を付けたらいいのか困ってしまうという人も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、不動産の売買契約に必要な手続きについて、公益社団法人東京都不動産鑑定士協会、理事の方に詳しいお話をお伺いしました。後編となるこの記事では、売却に必要な書類についてまとめました。前編の「スケジュールに関して」はこちら→

 

査定時・売り出し時・契約時に書類が必要

──不動産売却には、どんな書類が必要となるのでしょうか。

 

「不動産査定(不動産会社探し)のタイミング、売却をはじめる際、契約時、それぞれのタイミングで必要な書類が出てきますので、スムーズにそろえたいところです。また、売却する不動産が一戸建てか、マンション、土地かによって書類も少し変わってきますので、そちらも合わせてお伝えしますね!」

 

マンション・一戸建て・土地で書類が異なる

──まずは、不動産査定で必要な書類について教えてください。

 

「主な書類としては、建物図面、固定資産税の納税通知書、ローンがある場合は、ローン残高証明書またはローン返済予定表などになります。マンションの場合は、管理規約なども必要になってきますね。一戸建てや土地の場合は、地積測量図があれば、有利になるケースが多いので、そろえるようにしましょう。ここでは、物件の正確な状況を伝えるため、さらによい値段をつけるためにもしっかりと書類をそろえておきたいところですね」

 

証明書類だけでなく、買い手へのアピールになる資料もあるとよい

──不動産会社を決めて、いざ物件を売ろうとする際に必要な書類にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

「ここでは、基本的な証明書類以外にも、買い手候補にできるだけ物件の魅力を伝えられるといいですね。必要になってくるものとしては、本人確認のための身分証、実印、印鑑証明や評価額証明などがあります。特にマンションについては、購入時のパンフレットなどが残っていれば、内覧や購入希望者に物件の魅力をしっかりと伝えられるので、おすすめですよ!」

 

再発行ができない権利証はなくさないように

──なるほど。最後に、売買契約と決済時に必要な書類について教えてください。

 

「こちらでも上記の書類に加えて、建築確認済証または検査済証、登記済権利証または登記識別情報などが必要となります。特に権利証(登記識別情報)は再発行が効かないものですので、なくさないよう注意しましょう」

 

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大きな取引なだけに、不動産の売却にはたくさんの書類が必要になります。これらは、不動産会社に行った時に詳しく説明してくれるので、どのタイミングで何が必要なのか、またそろえるのにどれくらい時間がかかるのかを明確にし、直前になって焦らないようにしましょう!

 

 

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《取材協力》

公益社団法人東京都不動産鑑定士協会

不動産の無料相談会や著名なゲストによる講演会の開催等の事業を行っている、国家資格である不動産鑑定士等で組織する資格者団体。

 

東京都不動産鑑定士協会サイト http://www.tokyo-kanteishi.or.jp/