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step1.心豊かで、感謝の気持ちを持つ大家になるために、私が続けてきていること【五十嵐未帆さん】

1週間前

大家としての第一歩は、将来なりたい自分を思い描くことから

私は、父の急逝で築古のアパートを相続しましたが、父一人で管理していたので、遺された私たち家族は書類のありかすらわからず、家中をくまなくチェックするほどでした。しかも物件は築32年、和室、和式トイレにバランス釜タイル風呂で、設備のリフォームも行われていませんでした。お付き合いのあった管理会社に管理をお願いしても、あまりの古さに断られてしまうほど……。当時1人目を出産したばかりの私は「なんて迷惑なモノを遺してくれたのか」と嘆いていました。

父が賃貸経営をしていることは知っていたので、父に何かあったときのために、ファイナンシャルプランナーの資格も取っていました。しかも「不動産運用設計」科目も受講。備えは万全と思っていましたが、しょせん机上の論理。専門用語や多少の知識はあっても、大家業は入居者や不動産会社、管理会社、修繕業者……と、多くの方とのお付き合いの上で成り立つもの。残念ながら、資格はまったく使い物にはなりませんでした……。

ですが、あの物件があったからこそ、今の自分がある。そう思うと、自分の人生の方向性を示してくれた父に感謝しています。

なぜ私があの物件を持ち続けていたのか。そしてそこから不動産投資専業にシフトチェンジしたのか。それは将来なりたい幸せな自分を思い描くことができたからです。会社勤めでは得られない価値が不動産投資にはある。第一義としては、時間とお金が自由になること。自分の代わりに不動産が時間とお金を生み出してくれます。

ただ、それだけでは幸せとは言えません。時間とお金があれば、私の場合、子どもたちと家族との生活を大事にすることができます。仕事と育児との両立で思い悩むことは、会社勤めに比べたらグッと少なくなります。

大家になろうと考えるのであれば、「時間とお金が自由になることで、自分がどうなりたいのか」この思いがとても大事です。それが大家を続けるための自分の軸になっていくと思います。それがないと、いくら時間とお金があっても心豊かに過ごすことはできません。何かトラブルに遭ったら、すぐに気持ちが折れてしまうかもしれません。

まず、将来どんな自分になりたいか。それをしっかりと思い描いてください。

本を読み知識を学び、メンターを見つけお手本にしよう

大家になる最初の一歩としての行動は、とにかく本を読んで勉強することです。不動産投資に関する本は数多く出版されているため、自分の疑問や課題に応えてくれるピンポイントな内容のもの見つけることができると思います。それは多くの情報から、自分に合ったものを取捨選択する力も高めることにもなります。ちなみに最低でも20冊は本を読み、知識を付けることをおススメします。

そしてメンターを見つける。この時に大事なのは、自分の属性とかけ離れた方やすでに大成功している方ではなく、自分と似ている方、つまり似た状況を経験している方であること。そうすればその方が経験した失敗を回避してそのまま真似することができます。

例えば、ワーキングマザーの私が、一気にガンガンと稼ぐ高速不動産投資を実践しているサラリーマン大家の本を読んでも、なかなかすぐには真似できません。また、成功している方の話ばかりを追っていると、自分と比較してしまい、自己嫌悪に陥ることもあります。また本に書いてあることがすべて正解というわけではないので、自分は自分。自分のできる範囲で、考え、行動することが大事です。

さらにメンターに直接会えるセミナーや大家の会があれば、積極的に参加してみましょう。実際に話を聞いたり、相談できれば、メンターとの距離も近くなり、信頼感も増します。

セミナーや大家会に行けば、いろいろな方と出会えます。その中には自分と同じような状況や悩みを持つ方もいるはずです。

正直、不動産投資は自分一人で勉強し、実践することもできますが、一人だと視野が狭くなりがちですし、情報や経験の幅は広がりにくいように感じます。ですが、仲間から情報が得られるようになれば、先々、自分に同じようなことが起こった時の参考になります。

私が育児をしながら不動産投資を始めた頃、ママ友はいても、不動産投資のことを相談できる相手はいませんでしたし、セミナーに行っても男性が中心。女性で不動産投資をしている方は少数派でした。そこで自ら女性大家さんのための交流会「Elegant Owners」を立ち上げ、定期的にセミナーやワークショップ、ランチ会を開催。皆さんからさまざまな相談も受け、ワイワイと楽しく過ごしています。私自身の賃貸経営も、皆さんから得たものが反映されています。

「物件のその先」のことも考えて、目標を立てよう

さまざまな情報も得て、徐々に自分の方向性が定まってきた頃に考えることは、「物件のその先」です。物件は買って終わり、ではありません。その後の管理や収支が必ず付いて回ります。その時に今の自分の動ける時間や距離、大きな修繕やトラブルが発生した場合、自己資金などでやりくりできるのか。そこを考えないで行動すると、破綻をきたすことになります。そして失敗すると、メゲます。それを乗り越えられる強い意志や行動力があればいいのですが、その対処は人それぞれです。それは、将来なりたい幸せな自分をどれだけ思い描いていたか、ということにも繋がります。

不動産は決して安い買い物ではありません。その先のリスクも考えて目標を立てることも忘れないでください。


五十嵐未帆さん

2005年、父親の急逝により、自身が相続した築32年のアパートと家族が相続した2棟を含む3棟を管理する大家となる。ワーキングマザーとして3児を育てながら管理。相続した1棟の賃貸収入が財務コンサルタントとして働く給与とあまり変わらないことに気づき、2011年大家業に専念。それまでの所有物件だけでなく、不動産投資も開始し、9棟購入5棟売却1棟築古フルリノベーション経験。現在、実妹の1物件を含む7棟59室を管理。

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