千葉県の北西部に位置し、人口約40.7万人(2014年6月時点)の中核都市である「柏市」。2012年には、千葉県内で「住んでみたい街No1」(長谷工アーベスト調べ)にも選ばれたこの街は、近年人口・世帯数も増加傾向にあるそう(※1)。他の人気エリアを抑えてトップに選ばれた「柏市」について、今回、リアルな街の魅力を知る地元の不動産会社の方に聞いてみました。
まずは、柏市内で賃貸の管理物件を多数取り扱い、数多くの地元オーナーさんと深い関わりを持つ「株式会社ジーティーエス・中山浩一さん」にお話しを伺いました。
――柏市に住んでいる方はどのような方が多いですか?
「柏市は市内および近隣に大学が多いことから学生などの若者が多いです。また、都心への通勤時間が短くて済むという点から東京のベッドタウンとして発展した経緯があり、ファミリー層も多く住んでいます。」
――子育て・教育環境について教えて下さい。
「最近では行政が待機児童ゼロをめざしたことによって、保育園も増加傾向にあり、子育て世代にはやさしい街になりつつあります。また、市内には県立あけぼの山公園や手賀沼を中心として緑地化が進み、駅周辺の喧騒からは想像もできないのどかな光景が広がっているので、子育てもしやすそうですよ。
『柏市』は学園都市として、『東京大学・柏キャンパス』を中心とした先端の研究機関を擁していますし、県内有数の進学校である『県立東葛飾高等学校』も柏駅西口より徒歩10分に立地しているなど、教育環境も良いと思います」
都心への通勤・通学のしやすさに加え、保育園の増加や教育、自然環境の整備など、子育てをしやすい住環境が整っている点が、まず「柏市」の魅力の一つと言えそうです。
次に、柏・松戸エリアで不動産店舗を構えて創業38年の「笹原産業株式会社・猪股学克さん」にお話しを伺いました。
――この街の雰囲気、過ごし方などについて教えて下さい。
「柏駅周辺はとても都会的な雰囲気ですが、少し離れた郊外にはまだ静かな田舎の風景も多く残っています。公園も多く点在し、散歩やサイクリング・ジョギング等を楽しむ人であふれています。そのため、住み分けもうまく出来ており、駅近には都心に通勤する単身者や通学する学生、郊外には子どもや高齢者を囲む楽しい家族の風景が広がっていますよ」
――柏市の好きなポイント、自慢できるポイントを教えて下さい。
「『柏市』は日本で初めてペデストリアンデッキ(ダブルデッキ)が建設された街です。そのダブルデッキがある柏駅前には高島屋ステーションモール、丸井、そごう、ビックカメラなど商業施設も充実しています。市内には『イオンモール柏』や『ららぽーと柏の葉』といった郊外型のショッピングモールも数多く建ち並び、生活しやすい環境も整っています」
若者が多く集う“都会的でおしゃれな街”という側面もありながら、自然あふれる住環境と生活利便性の高い施設が多数揃っているのが「柏市」の最大の魅力。さらに学園都市という顔もあり、教育環境の面でも申し分はなさそう。生活や子育てをする上で必要な環境が、バランス良く揃っているのが人気を集めている理由なのでしょう。交通利便性だけでなく、住環境にもこだわりたいと思っている方にぴったりの街「柏」。お部屋探しの際に検討してみてはいかがでしょうか。
(※1 柏市の近年人口・世帯数推移 http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/020800/p000018.html)