初めての一人暮らしは、ワクワクすると同時に不安もいっぱい。そもそもお部屋探しはどのタイミングで始めるべきなのか。また、どのように進めていけばよいのか、わからない人も多いことでしょう。そこで今春めでたく大学へ入学し、一人暮らしをスタートさせたばかりの新入生4人に、ご自身のお部屋探しと誰がお部屋を探したのか、誰が決めたのかについてお話しを伺いました。
――まず、お部屋探しについて、最初に行動を起こしたのは誰でしょうか?
Kさん「母です。僕は一人暮らしが初めてなので、母がお部屋探しのウェブサイトでいいと思う部屋をいくつかピックアップしました。その後、大学が主催するお部屋探し相談会に参加し、内見して決めました」
Sさん「私の場合も母でした。母が不動産屋で働いているため、いい部屋を探すための秘訣やコツをよく知っているんです(笑)。なので、完全に母親に任せっぱなしでしたね」
みなさん初めての一人暮らしで不安なことが多いと思いますが、保護者の方はもっと不安で心配だと思います。まずはしっかり保護者の方と相談しながら決めていくことが大事なのでしょう。
――最終的に部屋を決定する時は誰の意見が決め手になりましたか?
Oさん「決めたのは僕です。うちも最初は母がいろいろ探してくれたのですが、内見は自分で不動産屋に行っていくつか見させてもらいました。そのなかで自分が直感で住みたいと思った部屋に決めました」
Yさん「私も自分で決めたのですが、実は今住んでいる部屋は内見していません。いくつか見せてもらったものの、なかなか気に入るところが見つからなくて……。最後に、まだ住んでいる人がいるため内見できないという部屋の映像を見せてもらったら、ビビッときたので、ここしかない!と決めました」
実際に住むのは自分自身なだけに、最後の判断は譲れないですよね。住みたい物件を常に考えておくことが“直感”を研ぎすます助けになるかもしれませんね。
――次に、候補となるお部屋の情報はどうやって収集したのですか?
Oさん「母が探してくれた情報と、僕が大学のお部屋探し相談会に参加して得た情報から絞り込みました。お部屋探しのウェブサイトでは、家賃や間取りなどある程度の情報は把握できますが、実際に見ないとわからないので最終的に候補の部屋に足を運んでチェックしました」
Sさん「都内に住んでいる親戚に女性が一人暮らしをしても安全な地域を教えてもらい、その意見を重視して候補の部屋を決めていきました。初めての一人暮らしはいろいろ心配なので、都内在住者のアドバイスは心強かったですね」
お部屋探し相談会は、複数の不動産会社の情報を見比べられるので、自分にピッタリの物件がすぐに見つかりそう。親戚や友人などの意見を聞くことも忘れてはいけませんね。
――なるほど。では、お部屋探しを始めたのはいつからですか?
Kさん「1月の中旬には母が調べ始めていました。合格発表は3月だったので、かなり気が早いですよね(笑)。やめてくれよと思いつつ、その様子を見ながら僕自身も東京に住むぞ! という気持ちが次第に大きくなっていきました」
Oさん「私は推薦入試だったので昨年の12月上旬に合格発表がありました。12月中旬にはそろそろ部屋を探さないといけないと思い、本腰を入れて探し始めました」
やはり大学の合格発表後、すぐに動き出す人が多いようです。いい物件はすぐ埋まる可能性が高いので、情報収集の段階から早めに準備した方がよさそうですね。
――契約までにかかった時間はどれくらいでしたか?
Sさん「2月下旬から3月上旬までの2週間くらいですね。母に大学に合格したという連絡を入れたら、すぐに部屋探しを始めてくれました。不動産会社は2〜3社まわって、内見した部屋は2件でした」
Yさん「私は合格が決まってから両親と不動産会社へ行き、その日のうちに決めました。後日、本契約をしましたが、実質は1日です」
内見できる物件数も時間の都合上、限られているみたいです。合格発表から入学まであまり期間がないだけに、いい物件を見つけたら即決することも重要かもしれません。
最終的にどの部屋に住むかは新入生自身が決めるようですが、やはり両親の意見やアドバイスを尊重して決断することが多いことがわかりました。また部屋探しのウェブサイトである程度情報を収集した上で、内見して決めるケースが多いようです。
最近では映像を通じて内見できる部屋もありますが、実際に自分の目で確かめるという人が多数でした。他には、不動産会社でその土地の情報を集めてから、住む地域を選ぶという声も。インターネットで多くのことができてしまう時代ですが、実際に足を運んで得られる情報を重視するのは、これからも変わらないのかもしれません。