「自分だけの空間を持ちたい」「両親から自立したい」「会社の近くに引っ越したい」など、さまざまな理由からひとり暮らしを検討しているという人は多いはず。ひとり暮らしだと、実家では味わえない生活が期待できる反面、家賃や食費などの生活費が重くのしかかってくるのも事実。なかにはそうした経済的な面からひとり暮らしをちゅうちょしてしまったという人もいるのではないでしょうか? 今回マイナビ賃貸では、就職や転勤などを機にひとり暮らしをしたことのある20代独身の男女161人を対象に「ひとり暮らしをして一番良かったと思うこと」を調査してみました。

■ひとり暮らしの醍醐味(だいごみ)は「時間を自由に使えること」
Q.ひとり暮らしをして一番良かったと思うことは何ですか?
第1位:自分の時間を自由に使える……:46.6%
第2位:家族から干渉されない……:20.5%
第3位:家族のありがたみがわかるようになった……:13.0%
第4位:家事ができるようになった……:4.3%
第5位:経済的に親から自立できた……:3.7%
第5位:自己管理力がついた……:3.7%
第5位:恋人を家に呼べる……:3.7%
第8位:自分の好みの空間を作れる……:1.9%
第9位:趣味に没頭できる……:1.2%
第10位:毎日好きなものを自由に飲食できる……:0.6%
※11位以下は省略
第1位は「自分の時間を自由に使える」で、約半数の人が選択しました。「好きなことが好きなときにできる」(27歳/女性/アパレル・繊維)、「寝たいときに寝られて起きたいときに起きられる」(23歳/男性/金融・証券)など、自分のペースで時間をコントロールできることに喜びを感じている人がほとんどでした。「実家では都内から遠かったので、出掛けるにしても時間の拘束があったが、都内で一人暮らしを始めてから、出掛けやすくなって活発になった」(29歳/女性/小売店)というように、移動時間などの制約がなくなったことで、多くの人が今までになかった充実感を得られているようです。
続く第2位は「家族から干渉されない」でした。「実家にいると親に何でも話さなくてはならないし、何にでも干渉してこようとする。それがなくなったのが1番精神的に良かったと思う」(27歳/男性/人材派遣・人材紹介)など、家族の目から解放されたことで自由を得られたという人が多数。一方、第3位にランクインした「家族のありがたみがわかるようになった」では、「今まで母親がやってくれていたことを自分でするようになって、どれだけ大変だったかが身にしみた。感謝の気持ちを伝えられるようになった」(24歳/女性/学校・教育関連)など、実家を離れたことで、家族の大切さを実感した人もいるようです。
今回の調査で、就職や転勤などを機にひとり暮らしをした20代の人たちの多くは、「自分の時間を自由に使えること」をひとり暮らしの醍醐味(だいごみ)と感じていることがわかりました。また、実家暮らしで当たり前のように行動を共にしていた家族と距離を取ることで、精神的にも経済的にも自立できる良さがあるようです。現在ひとり暮らしを検討している方、新しい生活を始めるには勇気がいるものですが、「案ずるより産むがやすし」かもしれませんよ。
調査時期:2014年9月16日~19日
調査対象:マイナビニュース会員(20代独身者限定)
調査対象数:161人
調査方法: 回答者限定ログインアンケート