シェアハウスでは、男女共に入居できるタイプも珍しくありません。異性がひとつ屋根の下で暮らすとなると、そこには当然「恋愛」の気配が漂うことになります。とはいえ、シェアハウスはあくまでも暮らしの場。異性の「素」の部分を見てしまう可能性もあるわけです。このような場面でも、カップルが生まれることはあるのでしょうか。マイナビニュース会員500名にアンケートしました。
Q.シェアハウスに住む男女間恋愛は生まれると思いますか?
「生まれると思う」……24.0%
「生まれないと思う」……13.4%
「どちらかというと生まれると思う」……22.6%
「どちらかというと生まれないと思う」……40.0%
「生まれる」と思う人、「生まれない」と思う人、それぞれちょうど半々といったところでしょうか。それぞれのご意見を紹介しましょう。
■当然「生まれる」でしょう!
「恋愛に発展するには整ったシチュエーションだと思う」(女性40歳/マスコミ・広告)
「兼用の設備が多い分、会う機会も増えるから」(女性25歳/金融・証券)
「相手も独身ならば、毎回食事など一緒にしていたら会話もはずむだろうし、相当見た目が好みじゃない場合を除いて恋愛に発展すると思う」(男性34歳/情報・IT)
「長く同じ時間を過ごせば情が移るのは常道」(男性50歳以上/情報・IT)
「同じ空間で生活するので、ついつい惹かれてしまう部分が見えてきそうだから」(女性23歳/その他)
最も身近な場所に複数の異性がいる……。これはどう考えても、恋愛へとつながる環境ではないでしょうか? 絶えず男女が近くにいる場所には、恋愛の火種あり! といえるかもしれません。
■暮らしていくうちに恋の予感が!?
「学校と同じ感じ」(男性25歳/医薬品・化粧品)
「人ですから、いろんな情がわきますよ」(男性42歳/ソフトウエア)
「年頃の男女が同じ屋根の下に住めば何かが起きそう」(男性50歳以上/建設・土木)
「相手を深く知ることができそう」(男性22歳/その他)
「親しくはなるだろうから、不自然ではないだろう。恋人がいるなら住むべきではないし」(女性33歳/小売店)
男女が心を寄せ合うような出会いは理屈抜き、シンプルなものかもしれません。一緒に暮らせばより深く相手がわかるし、異性だからどうしても意識してしまうことは不思議ではありません。
■意外と「生まれない」のでは?
「お互いに素の生活を見てしまったら、恋愛感情は生まれないと思う」(男性25歳/通信)
「恋愛に発展しても、失恋したときでも同居しているという環境は気まずくて耐えられず転居をしたくなると思うから恋愛は考えたくない」(女性22歳/医療・福祉)
「そんなに近くで恋愛したくない」(女性27歳/アパレル・繊維)
「共用のスペースはそういうものだと割り切って生活するだろうから、人間的に何か感情が生まれることはないと思う」(男性26歳/自動車関連)
「あくまで“家族”としか思わないような気がするので、恋愛感情は生まれないと思う」(女性25歳/電機)
一方、「生まれない」と回答した人たちは、たしかに出会いは多いけれど、恋人と同居人はあくまでも別、と考えている様子。生活空間では隠せない部分がさらけだされるし、恋愛がうまくいってもいかなくても、気まずいものがあるかもしれません。
■「素」を見てしまえば恋が覚めるかも
「生活を見られていたら、男性ウケしなさそうだから」(女性33歳/アパレル・繊維)
「スッピンを見られてしまうから」(女性30歳/機械・精密機器)
「同棲することで覚めたということも聞くから、シェアハウスでも同じようなことが起きそう」(男性34歳/機械・精密機器)
「出会い方にもよるとは思うがお互いに嫌な部分が見えてくるかもしれないので恋愛感情は生まれない」(男性34歳/情報・IT)
「情はうつるが、付き合う前から相手のことを知りすぎてしまって恋愛感情は生まれなさそう」(女性26歳/食品・飲料)
一緒に暮らす人たちがすべて仲間というわけではありませんし、ネガティブな部分が目に付きやすい可能性は高いでしょう。そうなると、恋愛に発展するのは難しいかもしれませんね。でも素顔が素敵なら、スッピンを見て余計に惚れるということもありえるかも!?
男女共同のシェアハウスでは、生活を共にすることで恋が生まれる可能性は少なからずあるかもしれませんね。住民とコミュニケーションをとることによって、恋愛に限らず、さまざまな出会いも期待できそうです。
★『シェアハウス』のプロに聞く!シェアハウス最新事情★
シェアハウスでは必ず出会いがあります。嫌でもあります。そしてその「出会い」がシェアハウスを選ぶ理由の一つでもありますよね。実際にオークハウスでは恋愛が生まれ、結婚するケースもあります。まずこの日本ではシェアハウスはまだわずか30,000戸程度しかありません。一般の賃貸住宅が2300万戸あると言われているので、数字的には「シェアハウスに住んでいる=日本ではまだ珍しいこと」なんですね。そんなシェアハウスを選んで住んでいる人同士、同じ共通点を持っていると置換えられるので、自然によい人間関係が出来ているのだと思います。あくまで普段のシェア生活の中での自然な結果なので、最近テレビ放送でも話題になった「“婚活”シェアハウス」は言い過ぎかもしれませんね…。
(監修者・株式会社オークハウス 横山雄一)
監修者プロフィール
株式会社オークハウス 横山雄一
東京を中心に神奈川、埼玉、千葉で約180ヶ所3500室のシェハウスを運営管理する株式会社オークハウスに勤務。マーケティング担当。
(文・OFFICE-SANGA 西村裕広)
【アンケート対象】
調査時期:2014年2月14日~17日
調査対象:マイナビニュース会員
集計対象数:社会人男女500人
調査方法:インターネットログイン式アンケート