友人や知人の家に遊びに行ったときに、お部屋のニオイが気になったことは、ありませんか?ニオイに慣れてしまって住んでいる本人は気づかないのが、厄介なところです。そんなお部屋のニオイをシャットアウトする方法を紹介します。
アナタのお部屋の独特なニオイの発生場所はここかも??
ふだんの生活で自然に発生してしまうニオイ。お家のなかのさまざまなものから発生し、そのニオイが混ざり合ってそのお部屋独自の生活臭となります。生活臭は、住んでいる本人には分かりにくいですが、日々、特定の場所をチェックすることで解消できます。「あの子のお部屋、ちょっと…臭うよね?!」とコソコソ言われているのでは?と思う後ろめたい気持ちとバイバイできます。
(1)キッチン
生ゴミやシンクに放置された食器類、ビールやジュースの空き缶やペットボトル、手ふきタオル、ふきんなどから生活臭が発生します。ニオイを放つものは放置せずにすぐに捨てる、すぐに洗うという習慣をつけることが重要です。タオルやふきんは、こまめに洗濯しましょう。柔軟剤を使う習慣があるなら、そのとき、柔軟剤をいつもより少し多めに入れるのもおすすめ。手を拭くたびにふんわりといい香りがお部屋に漂います。
(2)寝室
香りが強い食事(にんにく料理など)や、アルコールをたくさん摂取したときは要注意!! 次の日の朝、呼吸で体内から排出されたニオイが部屋中に充満しているといえます。こんなときは、朝起きたら、窓を2ヵ所以上開けたり、換気扇を回すなどして空気の入れかえをしっかりしましょう。
(3)玄関
靴、下駄箱のほかに、ニオイの原因となるのは濡れたままの傘の放置です。傘の湿気がこもり、雑菌が発生して悪臭が滞りやすい場所になってしまいます。傘は、ベランダなどで開いてひと晩放置し、完全に乾いてからたたむようにしましょう。
(4)洗濯機まわり
洗わずにたまった洗濯物からもニオイが発生します。「1人分だから、もったいない」と洗濯ものをためてしまわずに、こまめに洗濯するのがコツです。また、部屋干しで生乾きの洗濯物もニオイの発生源です。
(5)リビング・ダイニング
食事やたばこ、ペットなどからニオイが発生します。ソファー、カーペット、外で着た衣類などの布製品の繊維は、これらのニオイを吸収し、人の汗や脂と混ざって、悪臭となる可能性が……。部屋の換気をしたり、掃除機をかけるなど、清潔に保ちましょう。消臭スプレーなどを定期的にかけてもよいでしょう。
(6)コスメを置いているところ
ふだん身につけているものなので、ほとんど気づかないけれど、周りの人は、敏感に感じる香りです。また、コスメの香りは、好き嫌いの個人差があります。香りの強い化粧品は、使ったらフタをきちんと閉めましょう。また、化粧が終わったら部屋の空気を入れかえるとよいでしょう。
(7)パントリー・食器棚・冷蔵庫など
乾物を保存している場所も、要注意です。切干大根、スパイス、かつお節などは密閉容器に入れたり、袋をクリップでしっかりとめないと、気づかないうちに部屋のニオイの一部になってしまいます。また、キムチなども冷蔵庫の開閉でニオイがお部屋に拡がります。
(8)花びんの水
生花がお部屋に飾られているととっても素敵。でも、花瓶の水は、雑菌が発生し、水を何日もかえないでおくと、けっこうニオイます。水かえは頻繁に行いましょう。
このほかにも排水口、ベランダなどニオイの発生源は、まだいっぱいあります。注意深くチェックしてみましょう。生活臭は外出してお部屋に入ったときチェックしてみるとわかりやすいでしょう。また、ニオイの原因をつきとめずにアロマや芳香剤を使い、生活臭を抑えるのもお手軽ですが、根本的な解決にはなりません。生活臭とその香りが混ざりあって、さらにイヤなニオイになってしまうことも……。好感を持たれるいい香りのお部屋にしたいのなら、まずは不快なニオイを消臭してから使うことが鉄則です。