念願のひとり暮らしを始めたものの、気付いたらなんだか部屋がごちゃごちゃ。理想の部屋にはほど遠い……という方はいませんか? せっかくの自分の城、思いっきり楽しまないともったいないですよね!
ということで、ひとり暮らし応援マガジン『ひとり暮らしをとことん楽しむ!』編集チーフの所さんに、この夏の模様替えに役立つインテリアの流行アイテムと、簡単&とっておきの模様替えテクをお伺いしました。
――まず、この夏の模様替えにおすすめのアイテムやアイデアがあれば教えてください。
所さん「今話題の“パンチングボード”は、壁面を好きなようにカスタムできるのでおすすめです! フックを付けたり、棚を設置したり、自由にカスタマイズできるボードで、昨年頃から雑貨ショップやアパレルショップでも商品ディスプレイに使われるケースが増えてきており、インテリア好きの方を中心に話題になっています。昔は白やベージュくらいしか色展開がありませんでしたが、最近はピンク、ブラック、ブルーなどカラフルなアイテムも多くなり、おしゃれになってきました。自分で好きなカラーの塗料を塗っている方も多いですね。部屋のアクセントウォールになりますし収納にも役立つので、読者の中でも最近流行っています」
――お手軽にDIYの楽しみも味わえそうです! 寒色系の色で塗れば、涼しげな雰囲気も演出できますね。では具体的には、どのようにアレンジすれば良いのでしょうか?
所さん「フックをさしてアクセサリーをショップ風に整理したり、金属管などを固定するためのサドルバンドをボードに付けて、鉢にいれたグリーンを飾ったり、穴にひもやゴムを通して本をはさんで飾ったり、アレンジはアイデア次第で自由自在です。最近では、パンチングボード用の真ちゅう製フックやバーなど、専用パーツも出てきていますよ」
――シンプルだからアレンジしがいがありそうです! ちなみに予算はどのくらいでしょうか?
所さん「1800×900㎜くらいのサイズで2000円前後と、リーズナブルなところも魅力です。ホームセンターやネットショップで購入できますよ。自分好みのサイズにカットしてくれるサービスがあるショップも多いので、活用してみてください」
――これはぜひ挑戦してみたいです! では次に、お部屋のレイアウトを考える際に、おすすめの家具配置などがあれば教えてください。
所さん「ひとり暮らしの方は、1Rや1Kといった間取りにお住まいの方が多いと思います。どうしても気になるのは、やはり“狭さ”ではないでしょうか。狭さを克服するための家具配置のコツとしては、“高い家具は入り口近くに、背が低い家具は部屋の奥に置くこと”。そうすると遠近法の影響で奥行き感が生まれます。他には、部屋の四隅をあけるのもポイントですね。部屋の角が見えると、視覚的に余裕を感じ、スッキリと見えるんです。あとは入り口の正面に窓がある物件の場合、入り口から窓までの動線を家具でさえぎらないこと。視線の抜けをつくることで開放感が生まれますよ」
――家具の配置をちょっと工夫するだけで、受ける印象は大きく変わるんですね。では最後に、ひとり暮らしをする方へメッセージをお願いします。
所さん「ひとり暮らしって本当に楽しいものです。家じゅうを好きな雑貨でうめつくし、インテリアを自分好みにできるうえ、自分の好きな料理を好きなだけ食べられます。夜更かししても誰にも怒られませんし、休日の寝坊もし放題。家事や家計管理など、面倒なこともありますが、それ以上に自由で楽しいことがたくさんあります。ぜひ、ひとり暮らしをとことん楽しんでください!」
――所さん、タメになる情報をたくさんありがとうございました!
人生の中でもきっと貴重なひとり暮らしの時間。自分が一番快適に過ごせるすてきなお部屋を作り上げて、ひとり暮らしをとことん楽しみましょう!
≪取材協力≫
『ひとり暮らしをとことん楽しむ!』
主婦と生活社発行のひとり暮らし応援マガジン。インテリアを中心に、収納、料理、家計管理など、ひとり暮らしをあらゆる角度からサポート。2、5、9、11月の各7日発行。
フェイスブック
https://www.facebook.com/hitorigurashitokoton?fref=ts
ツイッターアカウント
@hitorigurashi