日々の生活に追われて、気がつけばひとり暮らしのワンルームに物がいっぱい……という人も多いのでは? 散らかった部屋では、張り切ってそろえたインテリアも台無しです。
ということで今回は、いろんな片付け術を試したものの、すぐに部屋が散らかってしまうという方、必見! 7月1日に書籍『1日5分!お片付けノート』を発売したmocaさんに、お片付けのコツを聞きました。
――まず、mocaさんが“お片付けできない人”から“できる人”へと変わったきっかけを教えてください。
mocaさん「私自身、いろんなお片付け術を試しては失敗していたんです。ある日、何気なく、その日に処分した物とその理由を小さいノートに書いてみたんですね。それを3日くらい続けていたら、お片付けが楽しくなってきたんです」
――捨てる物をメモにとる理由ってありますか?
mocaさん「自分の買い物のクセやどんな物を無駄にしてきたかが分かってくるんです。効果の感じ方は人それぞれで、私の場合は、苦手だったお片付けができているという自信につながりました。“お片付けノート”をつけるのは“お片付け術”ではありません。メモをとりながら楽しんで続けるうちに、片付けられる人の習慣を身につけられる方法のひとつなんです」
――捨てる物をメモするだけだから、簡単に始められそうですね!
mocaさん「処分する物は1日3~5個くらい。ひとり暮らしの方なら、1個や2個から始めても問題ないと思います。でも、冷蔵庫の中や洗面所を見渡してみると処分すべき物って、結構見つかりますよ(笑)。そして、まずは3週間を目標に、できるだけ毎日続けてください」
――忙しくてさぼってしまうと、効果はなくなるのでしょうか?
mocaさん「1日や2日くらい忘れてもいいと思います。お片付けできない人は、時間があるときに一気にやってしまおうと考えがち。でも、日常生活を送りながらスキマ時間で進めたほうが圧倒的にラクなんです。お片付けが進むと余分な収納家具はいらなくなりますよ」
――mocaさん、経験に基づいたお片付けの方法をお話しいただき、ありがとうございました!
簡単なことからコツコツ始めるのが“お片付け”への近道。せっかくのひとり暮らし、お片付けの行き届いた部屋で過ごせるよう、今日から第一歩を始めてみては?
《取材協力》
moca(モカ)さん
ハウスキーピング協会認定 整理収納アドバイザー1級。もともとは“片付けられない人間”だったが、自身が考案した整理方法“お片付けノート”の実践によって“片付けられる人”に。著書に『1日5分!お片付けノート』(扶桑社)
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