新居では好きなモノに囲まれて気ままに過ごせる! 実家では味わえなかった暮らしを満喫したい女子におススメの、収納&インテリアに使える神家具を紹介します。とことん自分らしさが楽しめる部屋づくりに役立ててください。
フリースペースがつくれるワゴン収納
いったん家具を設置すると、その場所に固定されてしまうので、模様替えをするのが難しくなります。スペースが限られていても、部屋の使い方というのは多様です。ベッドで読書をしたり、テーブルではメイクや仕事、食事をしたりします。そんな時、自分の居場所の近くにモノが置けたら片付けやすいと思いませんか?
何かやりたいと思った時に、収納家具を近くに動かせると便利。キャスターの付いたワゴン収納であれば、部屋のどこへでも移動できます。ふだんからメイク道具やデジタルアイテム、本や雑誌などをしまっておいたり、時にはコーヒーテーブルとして使ってみたり。
狭くて困るキッチンのために使いたいと思ったら、調理道具や食器をしまっておくのもいいですね。部屋の片隅に置いておけば、動線を邪魔することもありません。
収納たっぷりで広々使えるベッド
実家で暮らしている時には、自分の部屋に入りきらない服は納戸や廊下の物入れなどを利用して、ちゃっかりと収納することができました。でも、自分だけの空間でやりくりするとなると、収納不足に悩まされることになります。
備え付けのクローゼットが足りない時には、収納付きの家具を使うのが得策。例えば、ベッド下のスペースを空けておくのはもったいないので、収納場所として使います。脚の付いたベッド下に収納ケースを入れたり、引き出しの付いたベッドを置いたりすれば、たっぷりと収納できます。
季節外の服、レジャーや趣味のアイテム、本や雑誌など、場所を占領しがちな持ち物をしまっておきましょう。昼間はクッションを並べてソファのように使えるベッドは、ひとつの家具で3つもの役割を持つ頼もしい家具。これなら広々、伸び伸びと過ごせます。
ディスプレーしながら収納するラック
持ち物のなかでかさ張りやすいのが、服をはじめとしたファッションアイテム。玄関にある小さなげた箱では靴が入らず、部屋のクローゼットからは服があふれ、バッグもアクセサリーも部屋に置くしかないといった状況になりがちです。
ファッションアイテムはサイズも形もまちまちなので、自分の持ち物に合わせて収納をカスタマイズしたい。でもDIYでオリジナルの収納を設けるというのは、ハードルが高すぎます。そこでおしたいのが市販の収納ラックです。
フレームと棚板、パイプを組み合わせて、服やバッグをつるしたり引き出しやバスケットを置いたりしながら、セレクトショップのようにアレンジ。眺めているだけでワクワクするから扉がなくてもOKで、更に人に見せたくない時には、布を垂らして隠すのも良い手です。
部屋が狭くて収納が少ないけれど、お気に入りが手の届くところにあったら幸せ。そんな思いに浸れる家具を上手に使って、自分らしい世界を創りましょう。
すはらひろこ
整理収納アドバイザー認定講師・一級建築士・インテリアコーディネーター。インテリアのプロならではの収納術が、オシャレでやる気がわくと好評。片付け講座を定期開催するほかテレビ・雑誌でも活躍。著書「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」(大和書房)、「1分からはじめるかたづけ術」(だいわ文庫)、「無印良品で覚える収納のコツ」など著書・監修書多数。【片付けちゃお】http://suharahiloco.wordpress.com/